Misakiの曼荼羅ブログ

人間と自然、日本と世界、地球と地域、女と男などの臨界点を見据えながら、日々の出来事を綴るブログ

人間にとって「働く」とはどういうことか?

「人間にとって働くことってどういうことだろう?」ここ最近、このテーマについて考えることが多くなりました。 AIやITはこれから更にどんどん先進するでしょう。未来世界はこれからどうなっていくのだろう。私はAIやITの進歩にはワクワクしています。また昨…

『シーシュポスの神話』の逆を行け

アルベール・カミュの随筆『シーシュポスの神話』を読んでみました。 文体は難しくないのですが、内容がとても難解です。 シーシュポスは”不条理”の英雄です。 彼は神々を欺いたことで、神々の怒りを買い、罰を受けるのですが、それがとんでもなく辛そうな罰…

「生きている」地球を見た宇宙飛行士の「生」の声

初期の宇宙飛行士たちにとって、月に行く事が大きな勇気を必要としたことは、前回のブログでお話したとおりです。では、道なき道を開拓してきた宇宙飛行士たちが初めて地球外に飛び出し、宇宙空間に漂い、月に降り立った時、どのように感じたのでしょうか。 …

森の中の二つの道

ソ連のユーリ・ガガーリンが世界初の有人宇宙飛行が成功を収めた後、アメリカのジョン・F・ケネディは国民の心像を掴むような宇宙計画を模索します。ケネディ大統領は、1962年9月12日のスピーチの中で、宇宙の時代になると予言しました。*1それが現在…

天に神はいたのか、いなかったのか。

なぜ、私は宇宙という存在に心惹かれるのでしょうか。 「美咲は宇宙人だからね」と言われたことがあります。けれども、私は日本という辺境に住む女です。一応、地球人のはずだと思います。 さて、重力のない宇宙では上も下もありません。 「宇宙では、地上の…

宇宙で初めて咲いた花

美咲です。 さて、前回登場したヴァレンティン・レベデフ元ソ連宇宙飛行士ですが、初めて宇宙で植物を開花させた方でもあります。 その花の名前は、アラビドプシスです。*1 画像典:https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/9/91/Arabidopsis_thalia…

「からだの声」を聴く宇宙飛行士

美咲です。 先日48歳になりました。信じられません。気分はまだ28歳なのに(苦笑)。いやーこの20年あっという間だったな、とつくづく実感しています。とはいえ、この年齢になると、悲しきかな、体のあちこちにガタがきます。ですから運動大嫌いの私もこのと…

宇宙が教えてくれる”共存の思想”

美咲です。 トランプ氏が大統領に就任してから、一週間になります。彼が就任後に出した移民の入国制限令で、全米がすでに混乱しています。と言うか、全世界が…。また、メキシコとの国境にグレートトランプウォール”なるものを本気で建設するようです。私は日…

河合隼雄先生が語った二つの宇宙

美咲です。 27年前の国際シンポジウム「心の宇宙・宇宙の心」で、河合隼雄先生は”宇宙に心はあるか”という問いかけに対し、このように答えられました。*1 私は、宇宙に心があるか、と問うよりも先に「人間に心はあるか」という問題が先だと思っています。…

宇宙に心はあるか

美咲です。 去年は、南方熊楠と宇宙に愛の逃避行に1年かけて出かけました。楽しかったです。なので、今年は南方熊楠と出かけたその”宇宙”を最初のテーマに扱うことにします。 さて、「宇宙に心はあるか」そんな疑問をあなたは持ったことはありますか。 実に…

クリエイティブ・イルネス(創造的病)〜ゴッホの場合

美咲です。 先日、「ゴッホとゴーギャン展」(東京都美術館)に行ってきました。↓ www.g-g2016.com さて、今日はゴッホがテーマです。 なぜかって?、純粋にゴッホの絵が好きだから。あの鮮やかな色彩が好きです。そして、ゴッホの絵にはドラマがある。まぁ…

モノからコトの世界が始まる〜 いまなぜ南方熊楠なのか(その2)

美咲です。 ご無沙汰しております。 いま考えているのは、どのように南方曼荼羅を自分の中に取り込むかということです。南方曼荼羅の中でとても大切なのは、前回のコラムで話した「萃点」です。”萃点”はすべての人々が出会う出会いの場、つまり交差点みたい…

いまなぜ南方熊楠なのか

美咲です。 昔、白洲正子が「いまなぜ青山二郎なのか」という本を執筆されました。 ですから「いまなぜ南方熊楠なのか」というタイトルはブログの一記事としては、テーマがデカすぎるとは思います。それに特にいま大ブームになっているわけでもない。でもま…

人生にとっての成功とは何か

美咲です。 今日は、”成功”というわたしには最も不似合いなテーマを扱います。まぁ、どっからどう見てもわたしはただの中年女で成功者ってイメージではないですよね(苦笑)。そんんなわたしが”成功”を語ってよいのかどうか...。いいんです!たかが個人ブロ…

強者の論理を超える

美咲です。 これまで、このブログでは何らかの形で曼荼羅の論理を紹介してきました。曼荼羅の論理とは、”異なるものは異なるままに互いに補いあい助け合って、共に生きる道を探求する論理”です。わたしは、仏教徒ではないですが、この多様性を生かす思想に深…

男は女の何にこころを動かされるか

こんにちは、美咲です。 さて、今日はトピックが飛ぶようですが、男と女の謎のひとつについて話してみたいと思います。まぁ、男と女は永遠の問題であり、おそらく解決などしないでしょうし、解決策が見つかってしまっても、おもしろくないのかもしれません。…

多様なものが共に生きる

多様なものが共に生きる=曼荼羅思想 こんにちは、美咲です。 さて、わたしがなぜ曼荼羅思想にこだわるかというと、そこに多様なものが共に生きているからです。多様なものが共に生きなくても、類友で居心地よく暮らしていけばいいじゃんって考え方もありま…

曼荼羅の中心には女性がいる

こんにちは、美咲です。 このブログのタイトルが「美咲の曼荼羅ブログ」とあるので、おそらく美咲さんは仏教徒か空海ファンなのかという印象を受けた方がいらっしゃるかもしれません。まぁ、違います。空海は好きですが、仏教徒ではないです。で、いつになっ…

書くことを通じて考えよう

こんにちは、 美咲です。ブログを始めて3ヶ月は経つのに、1ヶ月に1投稿しかしていない美咲です。このブログのことを忘れているわけではないのです。むしろ、毎日自分自身と対話しているのに、それをどう言語化していいか分からない。間違えたことを言った…

カラヴァッジョの創造性 その光と闇

こんにちは、美咲です。 先日、カラヴァッジョの展覧会に行ってきましたので、今日は南方熊楠の話はちょっとお休みして、イタリアが誇る大画家、ミケランジェロ・メリージ・ダ・カラヴァッジョについてちょっと話したいと思います。 ミケランジェロ・メリー…

南方熊楠の偶然性と必然性

美咲です。今日も南方熊楠の優れた一面について話したいと思います。 南方熊楠(1867-1941)は、日本における民俗学の草分けであり、微生物学者であり、森林保護などのエコロジー運動の先駆けでもあるという面白い組み合わせの経歴の持ち主でした。さて、なぜ…

なぜ南方熊楠に創造性を見いだすのか?

お久しぶり。美咲です。今日は南方熊楠(みなかた・くまぐす)について少し語ってみたいと思います。前回は”創造性”について書きました。私にとって今もっともクリエイティブに思える人は南方熊楠です。 なぜ熊楠に心惹かれ、彼に創造性を見いだすのか。結論…

そもそも「創造性」って何?

こんにちは、美咲です。今日は「創造性」について考えたいと思います。 私のようなフツーの中年女性も未来に向かって創造的に生きたい欲求を抱えていると先日お伝えしたばかりでした。 さて、よく人は「クリエイティブ」であるだとか「創造的」であることが…

はじめに 

みなさん、こんにちは。美咲です。このたび、ブログを書く事にしました。タイトルは「美咲の曼荼羅ブログ」。 タイトルに「曼荼羅」をつけたのは、「曼荼羅」思想は奥深く、調和的で、東洋的で、深く共感でき、「曼荼羅」のことを考えたり、調べたりするだけ…